スカンジナビア神話(北欧神話)の序説
序章/世界の創世/ミッドガルド/ヴァルハラ(戦士の楽園)/オーディン/トール/チュール/ヘイムダル/2つの神族/ロキ/ラグナレク/ヴァイキングとキリスト教への改宗
序章
「ヴァイキング時代」と称される北欧の歴史の時代に、ヴァイキング人々は古代ヨーロッパの諸国とは異なるようになった。スペインを除き、その時のヨーロッパはキリスト教の大きな影響下にあった。スカンジナビア以外でヴァイキングは悪い意味でしばしば「Paganos 」異教徒として言及される。キリスト教とは異なる宗教の人々をキリスト教とによって使用された表現です。
北欧人はオーディン万物神、トール雷神、フレイヤ女神、フリッグ女神を始め多くの神々を信じており、これは後に述べます。彼らはこれらの神々を崇拝し、世界や神々のくらしのお話しを覚え、語った。今日、北欧神話の神々の世界の描写がある。多くの事柄が判らないが、この神話を研究することができ、北欧神話の大部分は神々のお話しであるため、読み、学びそして愉快なお話しを笑い楽しむことができる。しかしそこには古代北欧の信心深い人々が問題になる。神々の信仰方法についてはほとんど判らない。祭典、儀式、神殿については判らない。この関連では、北欧でのキリスト教布教者やヴァイキングやその他の事柄を述べた書記官の写本として今日に残されているヴァイキングやその宗教について書かれたあらゆる主だった説が言及される。それはまた、キリスト教徒の見解を意味し、特徴付けされ彼らの宗教の信念に影響された表現で、客観的な意見ではない。
ドイツ人書記官のブレーメンのアダムは神々の信仰について僅かに情報を残してくれている。彼の記録では動物や人が神々へ供犠をしたスウェーデンのウプサラ(ストックホルム近郊)の神殿を言及している。その他のドイツ人書記官は神々を満足させるために樹に人を吊るしたデンマークの人の供犠について述べている。僅かに葬儀に結びつく事柄で行われた儀式について判っている。儀式はまた、ヴァイキング時代のその他の知識の大きな情報源でもある。ヴァイキングにとって死は「旅」と信じられ、多くの墓には多くの品物が添えられていた。日用品から武器や食べ物といったあらゆるものである。金持ちや有力者のために船や荷台が墓として使用された。更に墓は船の形を象徴するために石で形作られていた。私の故郷は石で形作られたこれらの墓の約 700がある大きなヴァイキングの埋葬地がある。
北欧の神々の世界のその他の情報源はルーン石碑と地名に存在する。例えばオーデンセ。デンマーク第三の都市のオーデンセはオーディンの聖域を意味する現代デンマーク語に訳される。全ての神々の頂点のオーディンの崇拝のための神聖な場所であった。その他の地名はこの神もしくはその他の神々の信仰された場所を示してくれる。莫大なルーン石碑という記念碑は知識を与えてくれる。他の主神のトールが祈願された場所、神々のお話しからの描写のある石を見つけられる。
北欧の関連する場所を見てみると、書かれている情報から一般的な見解を得ることができる。すぐれた権威者Anders Baeksted 、これらの事柄についてすぐれた情報を与えてくれる本によればデンマークからで、一方スウェーデンではほとんど残されていない。ドイツ人書記官のブレーメンのアダムは異教の少しの描写を記している(キリスト教徒の見地は詳細を知ることを妨げている)。私の国のデンマークは、1200年代のサクソ・グラマティクス(1150?〜1220?。デンマークの歴史家。ハムレットの伝説を伝えた)はデンマークの歴史とデーン人について莫大な仕事を成した。この本もしくは9つの小冊子からデンマークの多くの伝説を知ることができる。この本の問題はサクソ・グラマティクス、彼が神話を取り上げ、我々の歴史へとそれらを書き直しもしくは書いたことである。彼は神々を実際に生きた英雄へ、彼らの活動を歴史的な事実へと転換させた!伝説とお話しでサクソは与えてくれる。疑いなしに主な情報源はアイスランド古詩である。最も重要なのはスノリ・ステュルソンの「エッダ」と呼ばれる写本であり、それは詩人スノリ・ステュルソンによって1220年あたりに書かれた詩のハンドブックである。彼の本は「スノリのエッダ」と呼ばれ、明らかにその他の本の存在、おそらくアイスランドの頭領 Saemund Sigfussons によって書かれたより古い「エッダ」からもたらされており、1200年代に書かれた書かれた版を知っている。これらの情報源は神々、神々の個性、天空の神々の世界の描写や逸れ以上の莫大な知識を与えてくれる。
神話の分野となるのでこれは神話の方で紹介し、その目的は描写を示し、神々の世界の観念を示し、ヨーロッパの北にキリスト教が到着以前の北欧の人々の重要なことを示す。更にこれが思いを起こさせ、主題のあなた自身の詳細な探究へと導くことを期待する。
世界の創世
ギンヌンガガップは「裂け目」のこの大きな場所の名前であった。ここには何もなく、まさに裂け目で、海も、海岸も、天空も、草木が生える大地もなかった。大きな裂け目は氷の世界のニフルヘイムと炎の世界のムスペルヘイムの間にあった。2つの世界が大きな裂け目に向かって移動した時、ムスペルヘイムの熱と炎はニフルヘイムの氷と寒さに出会い、氷は白い霧となった。霧は蒸気となり、ギンヌンガガップの静寂な地で水の雫へと蒸気が姿を変えた。水の雫は巨人ユミルと雌牛アウドムラに生を与えた。雌牛の乳房から4本の川が流れた。ユミルはこの川を飲み、強さを得た。彼がまどろんでいる間に男と女が彼の脇の下の汗から生まれ、彼の左足は右足と息子を生み出した。彼らから巨人が生まれた。
アウドムラは塩辛い岩をなめ、最初の夜に男の髪が現れた。第二の夜に頭が、第三の夜に強く、容姿のよい男の全体が現れた。彼の名はブーリで、ブルの父となった。ブルはベストラと結婚し、オーディン、ヴィーリ、ヴェの3人の息子を得た。彼らは巨人ユミルを殺し、その血で2人を除き巨人たちが溺れ死んだ。
オーディン、ヴィーリ、ヴェはユミルの屍体を取り、ギンヌンガガップの真ん中に置き、ユミルの体から大地が作られた。ユミルの肉から大地が、ユミルの血は海と大洋になった。ユミルの骨は岩と山になった。ユミルの頭蓋骨は持ち上げられ天空として使用された。4人の小人が東西南北に座し頭蓋骨を保ち、最後に雲はユミルの脳から作られた。
ムスペルヘイムから火花と炎がいまだにやって来た。神々はこの火花を取り、空の星とした。さらに月と太陽はムスペルヘイムの火から作られた。
2人の子供のあるムンディルファリという男がいた。彼は二人を非常に美しく思い、月と太陽と名付けた。これは神々を怒らせ、神々は少年と少女の2人の子供を連れて行き、空に置き空を横切る本当の太陽と月を引かせる荷車を引かせた。スコールという狼が太陽を追い掛け、毎日太陽を飲み込もうとしているので少女、太陽は非常に早く空を横切った。少年、月もまた非常に早く横切った、というのはその他の狼ハティと呼ばれた狼が彼を追いかけるからである。
夜の闇は「昼」という息子を持つ女性であった。昼は母親が暗いのと同じく明るかった。母の夜と息子の昼は馬に乗り空を交互に横切った。夜の馬はリムファクシと呼ばれ、昼の馬はスキンファクシと呼ばれた。
オーディンと彼の2人の兄弟が海岸にそって壁を作り注意を払い、大洋は海岸を洗い、彼らは2本の倒れた木を見つけた。オーディンはこの木に生命を与えた。ヴィーリはそれらに精神を与え、ヴェリは感覚を与えた。それらはトネリコとニレと呼ばれ、これら2本からミッドガルドに住む全ての人類が由来する。
神々が今つくり出した世界は巨人がいる家の大洋の海岸の「世界の海」に取り囲まれていた。それはヨツンヘイムといい、それはまたウドガルド城が置かれていた。さらに北に巨人の鷲が座し、「死肉をついばむ」を意味する名前である。この鷲は大きな翼の羽ばたく時、嵐が起こり、何故海で難破し船乗りが死ぬかの理由である。巨人のことを語る時、一般的にトロルの種のバケモノのように言及される。北欧神話では珍しいことは神々の多くが巨人と関係し、巨人はいつも邪悪を表し、神々と世界の秩序の敵と表される。象徴的な言葉は、巨人は自然の危険や古代の迷信のある部分を表ている。
ミッドガルド
世界の中心にあり、オーディンと2人の兄弟は人間が安全に住む場所のミッドガルドを作った。神々はアスガルドに住んでいた。誰もアスガルドがどこにあるかを知らなかった。神々の所へ行くのにはビフロストという虹の橋を横切らなくてはならない。虹の赤色はここを行く時に巨人を遠ざけておくための火の海である。さらに虹の端にはヘイムダルという番人が立っており、これは後に述べる。アスガルドの中央に北欧神話の聖なる樹木のユグドラシルがそびえ立っている。世界で最も大きな樹木である。「世界樹」もしくは「生命の樹」である。ユグドラシルの枝は全世界のあらゆる場所に届いている。また空を覆い尽くしている。3本の根がある。それぞれの根はある世界に続いている。一つはニフルヘイムであり、一つはヨツンヘイムであり、一つはアスガルドの下で育っており、ウルドの泉に続いている。ウルドの泉では神々は毎日話をするために集まり、決定を下す。アスガルドの泉はウルド、ヴェランド、スクルドという3人のノルニルという女神に守られている。この女神たちは彼女たちの手の中に人間の運命を持っていた。世界の人間の運命と未来を持っていた。邪悪な力がユグドラシルを傷つけようとするので、さらにユグドラシルの世話をしていた。樹の頂上で鹿が歩き、食べ、ニッドヘグ蛇は樹にとぐろを巻いていた。木の頂上には鷲がとまり、目の間に鷹を止めていた。ユグドラシルをリスのラタトルクが行き来し、ニッドホグと鷲の間でゴシップと噂を伝えていた。
ヴァルハラ(戦士の楽園)
ヴァルハラへ話を移します。これは「戦死者の館」を意味する。これは北欧神話とヴァイキングの世界において非常に重要である。ヴァルハラは戦死者の楽園である。幻想的な場所として描写される。それは非常に大きい。館もしくは城は 540の門があり、それぞれの門は800 人の男を一度に通す。これは戦死者の家である。毎朝戦士は鎧を着け、ヴァルハラの外の戦場で日中戦う。しかし毎晩、戦が終わると死者は立ち上がりヴァルハラへと飲食をしに行き、単純によい時を過ごす。
コメント・ヴァルハラは戦士の楽園として話される時、おそらくそれはヴァイキングがそう信じていた。また陰湿な感じの暗示もあるが、戦士にとってヴァルハラは毎日「生き、死に、再生」の状態を経なくてはならない。
主な神々
オーディン
全ての神々の最高神はオーディンである。オーディンは神々の多くと全ての人間の父である。実際、オーディンは万物の父である。彼は片目である、というのは知恵を得るために犠牲をしたためでこれは他のお話しである。さらにリドスキャルグという高座にいるためにオーディンは片目であることに問題はなく、オーディンはそこから全てのものを見通すことができる。オーディンは全世界を見て、成り行きを見ている。オーディンはまた2羽のフギンとムニンという渡りガラスの助け人がいる。毎朝2羽は世界中を飛び回り朝食前にニュースを持って戻ってくる。オーディンはまたゲリとフレキという2頭の狼を持つ。オーディンはあらゆる食物を食べずワインを飲んでいるだけなので2頭は全てのオーディンの食べ物を得ている。神々は鳥、魚、長虫といったあらゆる類の動物の姿を借りる。オーディンが動物に変身をした時、彼自身の体は眠るように静止する。オーディンは魔法使いでルーン文字や呪歌の魔法使いである。オーディンは風の方向を変えることができた。オーディンは空中で飛ぶ槍の方向を変え止めることができた。オーディンはあらゆるものに捕まったり縛られることはない。オーディンは死者を立ち上がらせ、死者と話をする。またオーディンは時として吊るされた(死者)の主と呼ばれる。最後に、オーディンは子供達へ幸福をもたらし、女性へ愛を与えた。
オーディンは戦神で勝利の神であった。オーディンの馬はスレイプニルといい、8本の足を持ち、空中を水が走るが如く大地を疾走する。オーディンが戦場を横切って馬で行く時、彼の狼と渡りガラスが伴い、そのため彼は死者の神である。彼は勇敢な戦士に死をもたらし、ヴァルハラへと連れていく。戦死者の館はすでに述べてある。オーディンは全てのことを知っているので悲しみにうちひしがれる、オーディンは神々の世界の終焉の日であるラグナレクという日を知っている。これはまたなぜオーディンがヴァルハラに勇敢な戦士を集めるかという実質的な理由である。
オーディンは巨人フョルグンの娘のフリッグと結婚している。彼女は女性の中で最も美しく、自身の館を持つ。オーディンのように彼女は全てのものを知っているが彼女は何も語らない。
コメント・オーディンはあらゆる事柄で強い神である。時折、オーディンを「よい」手助けしてくれる、もしくは怒り、復讐の神かどうか決めるのが困難である。彼は死と伊丹から人々を救うことができる神であるが、彼はまた戦と死の神でもある。重要なことのオーディンの狼と渡りガラスという動物について記しておく。獣たちは死肉を食らうもの(死に属するもしくは戦場でこれらに餌を与える)と尊敬されていた。ここに力と技術を得るために自己犠牲をすることが記されていることにも興味深い。そう、もちろん奇妙に思えるが、木に何日も吊るされてオーディンは力を得た。これは思うに「闇」の付け加えと全ての神々の最も高い神の特徴の邪悪な面であろうと思う。
トール
トールはオーディンの息子で、「大地」と彼は全てのアース神族で最も強いものである。オーディンはほとんどがヴァイキング社会の上層社会で崇拝されている一方、トールは百姓や農夫にとって重要であった。トールは人の保護者で、巨人の敵である。非常に度々トールは「東側」で巨人やトロルを殺すものとしてサガで言及されている。彼は赤髪と赤髯の大きく、強い神である。トールはシフと結婚し、彼らは一緒にビルスキルニルという館でスルーズヴァンガルと呼ばれるアスガルドの土地で子供と共に暮らしている。これは540 の部屋のある非常に大きな館である。トールはタングニョースとタングリスニルという2頭の山羊を持つ。それらは空を越えてトールの荷車を引く。トールが荷車で駆け抜ける時、雷が起こり、空にきらめく。トールは非常に重要で大切な宝を持つ。最初のものはニョッルニルという名の槌を持つ。それは彼の重要な武器で、多くの巨人やトロルがこの槌で殺された。トールが投げた時にいつも目的に当たり、さらにトールへと再び戻ってくるのでそれは魔法の槌である。トールの槌の象徴は非常に北欧神話では重要である。あらゆる北欧人はこの象徴を持ち、その意味を知っていた。次の宝は強さの帯で、トールがこの帯を着けた時、彼の力が二倍になる。最後のものは鉄の手袋で、彼が槌を振り回す時に役に立つ。
チュール
第三の主な神の最後はチュールであり、それは「雄牛」と訳されるが、それには意味がない。チュールは他の事柄で興味深く、彼について多くのことが本当には判っていない。この神について多くの書き残された情報がある。彼は戦での勝利で大きな影響を持ち、勇敢な者は彼を崇拝した。友達作りにおいてよくはないが、チュールはまた賢い神であると言われている。彼について多くの事柄が判らない。神話の一つで巨人ヒュミルの息子とされており、その他の場所ではオーディンの息子とされている。ある事柄は確かである。古い地名を調べた時、後の時代より異教時代のチュールが目立った神であったことが示されている。またルーン文字を調べた時、ルーンのTはチュールにちなみ、戦の魔法のルーンであった。戦士はこのルーンを剣に刻み、「チュール」の名を2度唱えることでより力を得た。
ヘイムダル
ヘイムダルについて多くが判らないので彼もまた興味深い。神々の世界への橋のビフロストの門番であったと古い時から言及されているのでヘイムダルは重要であった。彼は非常に神聖であった。彼の娘の9人姉妹は全て処女で彼を生んだ。彼は空の山という場所に住み、アスガルドの番人と言われた。彼は鳥以上にほとんど寝ず、日中を問わず少なくとも100 マイル遠くを見ることができた。彼は草が育ち、羊に毛が伸びる音、全てのことが聞けた。彼はギャルラホルンという大きな角笛を持っており、全世界に響きわたることができる。
古代の神々の世界で、ヴァン神族という違う神族がいた。神話では互いに争ったアースとヴァンという2つの神族ある。幾度の戦の後、神々は和平を決め、人質を交換した。ヴァン神族はニョルズと彼の息子のフレイを差し出した。アースはヘーニルとミーミルを送った。アース神族はヘーニルはよい頭領でミーミルは非常に賢い者とヴァン神族に言った。これが偽りであると判った時、非常に起こり、ヴァン神族はミーミルを首切りにしてオーディンに頭を送り返した。オーディンは魔法のハーブで頭を大事にしまい、頭は不思議で秘密の事を語る。
オーディンはニョルズとフレイを司祭に妹のフレイヤを女司祭にした。スノリの「エッダ」では、彼はニョルズは神の国のノアトゥンという場所に住む。彼は風、海、火の主である。出航、狩り、釣りでニョルズが祈願された。彼の息子フレイはヴァイキングにとって非常に重要であったと思われる。フレイは雨と日照りをつかさどった。彼はよい収穫を得るために祈願され、さらに彼は平和の神であった。彼はまた女性を幸福にさせる悩ませる神である。北欧中の多くの場所はフレイの崇拝の活動を指し示す。さらに小さな像がおそらく豊穰の神としてフレイを描写していると思われる。
フレイの妹のフレイヤに移す。彼女はフォルクヴァングという館に住む。彼女が旅をする時、彼女は大きな猫が引く荷車を使う。さらに彼女はオーディンと戦死者を分かちあう。半分はオーディンで半分はフレイヤものである。フレイヤは愛の歌を好み、恋愛でフレイヤは祈願される。彼女の兄のように、フレイヤも豊穰の女神である。彼女はおそらく誕生と死と結びつくであろう。古いお話しでは、彼女は子供を生もうとしている女性に祈願された。
北欧の神々の世界で重要な者はロキである。ロキは純粋な巨人族の出であるが、オーディンと血を混ぜた時、義兄弟となり巨人と離れアスガルドに共に住むようになった。
ロキは嘘とゴシップと不義を表すのでロキは少し変わっており理解するのに「困難」である。お話しでは彼は非常にたびたび大きな問題を起こし、一方、彼はまた困っていると思われる状況の者を助ける。すでに言及しているが、ロキの両親は巨人である。彼は家族がある。ロキの妻はシギュンといい、ナリとヴァーリという子供がいる。ロキの家族のこの部分について多くの事柄は判らなく、名前だけで、その他のことはない。この他の「家族」のことが非常に知られているために彼の家族のこの部分がわからない。神話は「悲しみを勧告する者」と訳される女巨人アングルボザとのことを語っており、彼は3人の子がいる。最初の子はフェンリル狼で、二番目の子は世界蛇で、最後の少女はヘルという。その他の神々が奇妙と闇のついて語られる時、オーディンはアスガルドに連れてくるように要求する。予言者はオーディンがロキの子供が神々と世界を危険に陥れると語っており、そのためオーディンは世界蛇(ミッドガルド蛇)を取り、海に投げた。そこで大きく成長した。それで世界蛇と呼ばれるようになった。姉妹のヘルはニフルヘイムに投げられ、9つの世界の支配者になった。あの世は老衰や病気で死んだものがいる。ヘルは彼女の名前だけでなくこの「死の国」の名前でもある。ヘルと言う時、それはキリスト教の「地獄」とはなんの関係もなく、音が似ているだけである。北欧のヘルは灰色で冷たい場所である。ヘルの館はよい地ではないことを示す「雨で濡れた」を意味するエリュドニルという。ヘルの皿とナイフは空腹と飢えという。女神ヘルは恐ろしい形相である。さらに神話は「全てにとって悪く恐ろしい」鋭いナイフと大きな斧が流れているスリーズというこの川について語っている。あの世の川であり、死者の川である。
最後にフェンリル狼である。2人の兄弟にたいして、フェンリル狼は少し異なって扱われた。神々はアスガルドに狼を置いておいた。どんどん大きくなった。神々はこれを好ましく思わず、神々は何かをしなくてはと思い、神々はこの狼が神々を酷く傷つけると判った。神々は狼を鎖で縛った。この鎖の名前はレージングであった。神々は狼にこの鎖を試して運ぶように頼み、非常に強いものに見えなかったので狼は同意し、狼の首に鎖を巻いた。鎖が砕ける前にフェンリル狼をしばらくして連れていけなかった。それから神々は2倍強いその他の鎖を作った。それはドローミという名であった。この時、狼がこの鎖を外すことができれば名声を得れるであろうと神々は言った。再び同じことが起こった。狼は鎖を壊しうまくいかなかった。もはや神々は本当に困った。神々はどうしただろうか?どのようにフェンリル狼を縛り上げたのか?小人はよい鍛冶屋なので神々は小人のもとに行った。その鍛冶屋は魔法の鎖の特別な鎖を作った。その鎖はグレイプニルという名であった。実際、それは本当の鎖のようには見えなく、絹の綱のようであり柔らかいが非常に強く信頼できる。再び神々はフェンリル狼のもとに行き、そして鎖を着けるように頼んだ。非常に強く見えなかったので、魔法がかかっていると思い狼は着けたがらなかった。問題はないと神々は狼に言い、もし狼が鎖を壊すことができないと、神々に危険が及ばず、そして再び自由になる。狼はこの考えを好まず、狼への保証として神々の一人が狼の口に手を入れるのであれば同意する。この話の終わりは、テュールが手を狼の歯の間に置いた。その神は鎖を置いた。フェンリル狼は噛みついた。そしてティールは片腕を失った。
これはロキと彼の子供たちのお話しである。フェンリル狼、世界蛇、死の国ヘルは全て神々と人の世界で重要な役を演じている。多くの話で、トールは世界蛇と戦い、この怪物はトールの毒害になった。北欧神話では世界の終わりはラグナロクとよばれる。
ラグナロク
ラグナロクは「神々の運命」を意味する。
ラグナロクの時が近づいている時、「大いなる冬」という3つの冬を掲示するであろうと神話は語る。雪が降り吹き溜まり、風が四方から吹くであろう。濃い霧が立ち、太陽は全く姿を消す。暴力と不義の時代。人々の間に友情もない。狼が結局太陽を捕まえる時代、悲しみの時代。もう一頭の狼は月を捕らえる。大地と山は揺れ、震え、木々は切り裂け、辺りに倒れる。そして世界蛇が激怒しねじれ、大地をはい回るので海は渦巻く。今やフェンリル狼が最終的に魔法の鎖を砕き、怒り狂った狼は目と鼻から火をだし世界を駆け巡る。
東から来たナグルファル船はムスペルヘイムから巨人を乗せて帆を掲げ、船首にはロキがいる。ナグルファルは実際興味深い。神話では、死者の指の爪から出来ていると言われている。東からこの船は決して出遅れはしないので戦の前に指の爪を切り取るというのはいい思いつきだ。
今やヘイムダルは「ギャルラホルン」を吹かなくてはならなく、戦へヴァルハラから戦士を送り出さなくてはいけない。先頭のオーディンは「ヴィグリード平原」という戦場に向かう。ここでオーディンはオーディンの敵(至高の神はこの獣に飲み込まれる)フェンリル狼と対峙するであろう。トールは世界蛇と戦い仕留めるが、彼も9歩足をすすめただけである。それから彼は怪我で命を落とす。フレイは火の神スルトと戦う。これはフレイが倒れるまで非常に激しい戦いであった。ヘルの猟犬ガルムという化け物のような他の狼はチュールに向かい、会い打ちとなる。最後にロキとヘイムダルは向かい合い互いに殺しあう。火の神スルトは世界中に火の剣を振り回し大地を焼きつくす。戦とラグナレクは終わる。
ラグナレクの後世界は海に沈み、消え去るが再び地上に現れ再生し、新しく新鮮で花がさく。ラグナレクで生き残った者は「イダの平原」に集まり、倒れた神々について語る。
残った者はオーディンの息子とトールの息子で、トールの槌ニョニルを運ぶ。近くの森にリーヴとリーズスラシルという2人の者が現れる。彼らは世界の終焉を生き延び、この2人は今日の全ての人類の祖先となろう。
北欧神話の重要な部分はもちろんお話しである。それらはしばしば楽しく愉快である。ニョニル有名なトールがどうやって得たかを見てみよう。ロキがシフの髪を切り落とした話を見てみよう。有名なシフはトールの妻である。そしてトールはもちろん激怒しロキの体中の全ての骨を砕くことを望んだ。ロキは純金の新しい髪を得てくるように誓った。これはトールも受け入れた。ロキは魔法で黄金の髪をつくり出す腕のいい2人の小人の下へ行った。小人はまた魔法の船と槍をロキのために作った。
ロキにとって充分で、彼は他の小人と賭をし、ロキは首を賭け、小人の兄弟は黄金の髪や船や槍より価値のあるその他の品物を鍛冶し作りだした。非常に腕のいい鍛冶屋の兄弟は豚から皮を剥ぎ、炉に入れ、兄弟に外に行っている間にふいごをふくように頼んだ。小人はふいごを吹き火を保ち、その間にハエが小人の手にとまったが、彼は気にせず火を保ち続け、兄弟の鍛冶が帰ってきて炉から出した時には黄金のように豚が輝いていた。この時彼の兄弟は再びやって来て、炉から魔法のリングを取り出した。
最後に小人は炉に鉄を入れ、再び兄弟にふいごを吹かせ火を保たてさせた。再びハエがやってきて、この時ハエは小人の目の間にとまり、血を流し、気の毒な小人はハエを打つためにふいごから手を話した。彼はしくじった。それから彼の兄弟がやって来て、この時槌を取り出した。握りは小人がハエと格闘したので余りにも短いので小さくなった。
とにかく、今やロキと最初の小人はシフの黄金の髪と賭けのためにその他の魔法の品物を持ちアスガルドに行った。シフはついに黄金の髪を得て、かつらのように付けると自然の髪のように頭に生えた。オーディンは槍を受取り、槍はグングニルとして知られている。最後にフレイは魔法の船を受け取った。フレイは全ての魔法の道具の説明をロキに頼み、ロキは槍は必ず敵を打つと言った。そして船はハンカチや毛布のように折りたため、ポケットに入れて運べてる。望む方向に向かって帆を掲げることができる。
小人は姿を現し、神々に品物を差し出した。最初のものはフレイに与える豚で、この豚は馬のように使え、海でも空中でも問題なく行くことができる。次の贈り物はドラウプニルというリングである。これはオーディンに差し出し、毎9夜にこの美しいリングから9つのリングを生み出すと説明した。黄金の多くのリングである。最後に小人はトールに槌を差し出し、この槌は目標を必ず打ち、持ち主の下に必ず戻ってくると言った。神々はこの槌は巨人やトロルや妖魔に対する大変な武器であり、全ての品物の中で最も重要なものの一つと非常に早く同意した。これは小人の賭けが勝ちを意味し、そしてロキは首を出さなくてはならない。ロキは走り去り笑い出した。彼は安全な所に行き、小人は首を取れなかったので小人はロキの頭を差し出すように言った。それから激怒し、小人はつきぎりを取り出し、ロキの唇に穴を開けようとし、復讐のために単純に彼の唇と口を一緒に縫おうとした。そしてトールが彼の有名な槌のニョニルをどうして得たかのお話しである。そしてまたロキの性格についての話である。
最後に北欧の神々の世界には神々とその他の面白い者たちが沢山いる。彼らの多くは知られていない、ほとんどが名前だけである。ここでは名前を上げるだけにする。オーディンの息子ブラギ、彼はまた詩の神である。ヴァイキング時代以後余り彼のことが知られていないのは奇妙であり、詩人は王や偉大な戦士には重要であったからだ。ブラギはイズンと結婚している。イズンは実際、神々にとってかなり重要であった。彼女は若さの林檎というものを所有し、神々は若さと強さを齧ることで得ていた。神話ではロキは林檎を盗み問題を起こした。オーディンの妻の最も位の高いフリッグというさらに多くの女神たちがいる。あまり彼女たちのことについては知られていない。
しめくくり
ヴァイキングとキリスト教への改宗
キリスト教時代の始まりについて少し話してみよう。それは北欧にキリスト教がやって来たことについて少し話し要約してみる。
一般的にハラルド青歯王が960 年にデンマーク人をキリスト教に改宗したと言われているが、部分的には正しい。新しい信仰を受け入れると決めた時、もちろん国民は衝撃を受けたので、王が厳しいやり方で改宗した。彼はキリスト教に改宗した最初のヴァイキングである。ヴァイキングはヨーロッパ中を旅しキリスト教と出会った。美しい教会、祝典は彼らに衝撃的であった。ヴァイキングと教会との関係はほとんどが恐怖と略奪を意味していたのではあるが。しかし多くのヴァイキングは洗礼をした。というのは多くの国々でこれらの北欧人と交易において異教徒は不法であったので「かしこく」ヴァイキングは新しい信念へと改宗し、外国の信念とも交易した。
もちろんほとんどが真の信仰からはずれて新しい宗教を受け入れた。おそらくヴァイキングにとって「新しい宗教」は偉大な皇帝と王を尊敬で膝ま着かせる非常に強力な王(神、イエス・キリスト)であった。
一般的に、おそらくそれは 960年にハラルド王がデーン人を新しい信仰に改宗させ、それは日進月歩の苦労であった。多くの北欧人は崇拝や芸術で2つの宗教を混ぜた。初期の教会はてっぺんに竜を飾り、写真には鍛冶の金型で、トールの槌と十字架の金型であり、両方同時に使えた。改宗はノルウェイのようにゆっくりといくつかの場所で起こり、それは権力と残忍さをもって行われた。オラーフ王は彼の統治時代に小王や領主に目を潰したりその他の不具にすることで従わせた。
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