2005年1月1日〜2日
恐ろしいことに3度目の新年。はぁー、国作るのもタイヘンです・・・。主塔を再開することにしました。なんで主塔が頓挫したかというと、特殊な部材の円塔を作る部材のあまりにもの素材の悪さ、不良品にやる気がそがれたからであった。
ボロボロです。品質チェック、検品はして欲しいよねぇ・・・今はなきデルプラドジャパン・・・。このあたりの詰めの悪さが自己破産に繋がったんじゃないんでしょうか・・・と毒を吐いたり・・・。
そして城門でも同じ部材が使用されます。城門分と合わして、使用に耐えかねる部分だけで作ることにしました。城門はその代わりに一般のレンガで自作することにしました。この円形の部材を使うのはねぇ・・・しかも顔となる部分にねぇ・・・。
一年以上も多分、ほったらかしにしていたので、部材の質も変わっているし、なんせウデも変わっている。ヘタヘタで作っていた、いい加減で済ませていたのを後で続きをするのは正直タイヘンな作業でした。
まず円形部分だけを積んで後で塔と合体させる方法です。が・・・。塔と合体せん・・・。円形部材が大きすぎて塔の一部を削らなければいけなくなりました・・・。よくよーく、見本を見てみると、見本は円形部材を削っている模様・・・。おいおい、型紙を修正しろよー。
結局、屋根を支える三角形部分を切り落とし、まず円塔を設置し、三角形部分を削ってはめることにしました。これが苦し紛れにした作業だったんですが、後で思わぬ方向に作業がなり、助かることになるんです・・・。不幸中の幸いというか・・・。
ホンマ苦労しました・・・。窓も木材で嵌め込みました・・・。で、作っている最中に気付いた。
窓はあるけど、そういや、塔の上階部分(見張り部分)、どこから人が出てくるんだ・・・?
よくよーく見本をじっくりと見た。おいおい、最後にぺたっと扉を貼っているぞ!!!おいおい、おかしいのに気付いたんだったら、型紙を修正しろよー。
で、どうしたと思いますか・・・?
彫刻刀で削りました・・・。かりかりかりかり・・・扉を嵌め込むために削りました・・・。時間がかかった・・・。
か、勘弁してくれよー。
扉も嵌め込み、さて屋根をと思っていた。なにかおかしい・・・。見本どおり、指示通りに作っているが、なにかおかしい・・・。
おいおいおいおい、面取りの指示がないぞ!!!!!!見本もずっとこの調子でやってて、最後の最後でこそっと面取りをしている。円塔つけてからの削り作業は大変じゃないか!!!その前に指示しろよー。
まぁ、気付くのが遅かった私が悪いんだけどね・・・。実は領主の館でもこれはハメられたんですよね・・・。既に1回、ひっかかっていたんだよね・・・。うー、面取りの削りだしの作業がえらい時間がかかるー。くー。
まぢで大変でした・・・。
で、やっとここで屋根を乗せようと屋根の台紙をのせてみた。おいおい、全然合わんがな・・・。どうなっている!!!型紙ー。しかも向こうの三角の屋根とこっちの三角の屋根の頂点が1段分まるまるずれている!!!こっちの手前の方が1段低いー。
これは正直助かりました。円塔にはさまれた三角部分を切ってはずしていたため、簡単に1段分、下に下げることができました。いや、不幸中の幸いでした・・・。どうなっているのよ・・・。型紙。びみょーにすき間もあくし・・・。
というか、これは型紙が悪いんじゃなくって、多分、大昔のヘタヘタの私が積んでいるときに、ゆがみが生じててどこかでおかしくなったんだと思います。
多分ね・・・。でも、型紙が悪いという推測も捨てきれない・・・のも事実である・・・。
ということで、やっとこさここまで出来ました・・・。おそらく、この屋根の部分はそうは難しくはないと思いますが、円塔の屋根がね・・・またまたネックになると思うんですよね・・・。もっと簡単に出来ると思っていた・・・。でも、かなりヘタヘタなので、正直、作り続けるのがツライ・・・。やっぱり一気に仕上げた方が精神的に楽だと思います。なんでこんな昔の下手なものを無理からに作っているんだー、となります・・・。
〜2005年3月6日
上の望楼を完成させるためには、そこに屋根を乗せなくてはならない。この屋根がくせもので、いわゆる笠状のものをぽんと乗せるだけである。裏の紙の部分がきっちりと見える仕組みである・・・。結局、底を作り、笠の長さを若干切り取って(弧の外側を少し切る)望楼の最上段の円形を再びひっぺがしてそこに乗せ、隙間にはパテをつめてみました。パテがどれぐらい縮むか判らなかったので、きりきりにつめていたらかなりへこんでしまいました・・・。
ピンボケなんで判りにくいですが・・・。
そしてそこから黙々と瓦を貼っていく。これがまた円形なもんでかなり苦労をしました・・・。ぼこぼこです・・・。最上段は案の定、上手くピッチが合わなかったために見本の仕上げとは異なり、涙上のものを作ってそれを組み合わせました。かなり強引です・・・。これもまたかなり苦労したわりに汚いんですよねぇ・・・。
瓦嫌い・・・。
ヘタヘタである・・・。
合体。完了・・・。うーん、いい仕事してませんねー。しかも望楼の向こう側、傾いているし・・・。まだまだ手すりなど木製部分をつけていないので本当の完成ではありません・・・。
そしてやっとこさ教会に再び取り掛かる・・・。教会の屋根については悩んでいたので、やっぱり取り壊しました・・・。
まぁ、気に入ってなかったからね・・・。もう一度、型紙から作り直します。ついでに小アプスも汚いので取り壊しました。下のものは取り壊す前のもの。
ちょっと写真ではヘタヘタさ加減がわかりにくいのですが、目で見るとそりゃもうひどいものでした・・・。はてさてこれがどうなるのやら・・・。
〜2005年4月29日
大アプスと小アプスの修正をしました。まぁ、大変な作業でした。平行の屋根に瓦を貼るのですら大変なのに円形に貼っていくのである。そりゃもう大変。大アプスの型紙を組み上げて本体とのすき間に望楼の丸屋根のようにパテをつめてごまかしました。ホントにアプスの軒下は悩みました。というのは、実際のロマネスク教会を見ていただければわかると思いますが、軒下なんざないんです。軒下の処理をどうするかかなり悩みました。えーと、かれこれ3年・・・?そらデルプラドジャパンも倒産するわ(←関係ない)
大アプスは円形なので下部のRの緩やかな部分はそうは苦労はしませんでしたが、上部に行くにつれてカーブがきつくなるのでその調整にかなり苦労をしました。かつ、上部にどんどんと積み上げると、どんどんと左右のズレが生じてくる。少しのゆがみが大きく響いたので、結局、またまた最上部から4段ぐらいを剥がして再度やりなおしました。片側からぐるっと一気に貼るやりかただとズレが生じるので、3箇所ぐらいにまず基点となる瓦を貼って、その間を埋めていくという作業に切り替えてなんとかつじつまあわせ。しかしこれでもゆがみがあるんで、まぁ、すっきりとはできておりません。まぁ、私にしてはましな方かなぁ・・・。もういいです。
小アプスは型紙から作り直し。付属の型紙は勾配が緩やかなために、瓦を載せた時、下部の瓦と重なっている部分の方が上部の高さより高くなり、雨が降っても流れ落ちずに、溜まってしまうしくみであった・・・。そのために勾配を高くしたんですが、これがまた基礎部との円弧の外周と一致しなかったため、2度作り直しました。それと勾配を変えたために、円弧の始まりの部分と、円弧の中央部の長さが異なる。同じピッチで瓦を貼っていくと当然、すき間ができるので、それも微調整しながら、かなり苦労して作りました・・・。5〜6時間は要しました・・・。しんどい・・・。
結局、大屋根の土台になる三角形の部分は勾配が大アプスとあっていなかったため、再び壊して作り直しました。3度目でした・・・。ほんましんどい。
次ぎに大屋根を乗せるための土台作りと大屋根作り。これも2〜3時間はかかったんじゃないのかなぁ。結構疲れますよホントに。
間を仕切っている物体は何のために必要かというと、大屋根の幅が広いために、型紙がぺこぺこするのを防ぐためです。作り直しの屋根に5ミリピッチで線を引いて裏に今度はしっかりと木材を張りました。これで軒下の部分が垂れ下がるのが防げます。ホント・・・ホント・・・しんどい・・・。
でも後は平らな大屋根を残すのみ。かなりほっとします。